Musik Dankfest、ありがとうございました!


はい、というわけで、今村大祐のセカンドアルバム収録曲の先行お披露目 & 数年ぶりのbabywildcherry復活ライブでもあったMusikk Dankfestが無事に終了しました。

前日に急な仮歌制作のご依頼をいただいて朝4時ごろまで収録作業になってしまって、案の定、少々寝過ごして入り時間に遅れ、寝不足により少しヘロヘロな感じながら、無事に気持ちよくステージを終えることができました。スペシャルゲストの小林未郁さん、メンバーの皆さん(除く今村大祐w)、他の出演バンドの方々、ホール関係者の皆さん、そして主催の方々、それから何より当日会場に足を運んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました!

初めてbabywildcherryをご覧になられた方、久しぶりに見たという方、いろいろおられたと思いますが、いかがだったでしょうか??これを機会に近いうちにオール新曲で新しい音源作品を作ろうと計画していますので、そちらもぜひご期待いただけたらと思います。

それから、今村大祐とメタルサウンドの融合も楽しんでもらえたでしょうか?こちらの方はアルバム制作ラストスパートの段階に入っていますので、リリースをぜひお楽しみに!

なんだか脈絡のない内容ですが、みなさんありがとうございました!アイキャッチは終演後に撮ったメンバー集合記念写真ですw

V-Drumレコーディング


最近、弊社サイトのアクセス解析を見てると「V-Drum レコーディング」という検索キーワードでヒットしていることがよくあるので、そういう情報が欲しい人が増えてるのかなーということで、今回はV-Drumを使ったレコーディングについてちょっと書きたいと思います。

V-Drumをバンドの音源制作等に使うとき、まず一番簡単な方法は、V-Drumの音源(弊社の場合TD-20)のパラアウトを使って、ドラムのパーツ毎にDAWにオーディオで録音してしまう方法。ただ、これだと演奏のエディットがやりにくい…というか、波形を切ってエディットするしかないので利便性の面で生ドラムを使うのと大して変わらないのがデメリット。(いわゆるマイクのかぶりがない分、生ドラムよりはやりやすいですけどね)

で、次に思いつくのが、V-Drumでの演奏をDAWのMIDIトラックに記録する方法。これならエディットも簡単に行えるし、利便性はかなり増します。ただ、音源をV-Drumのものを使うと、昨今の大容量ソフト音源(Sperior DrummerやBFD等)にはリアルさの面で遠く及ばない。(少なくとも弊社機材のTD-20の場合。最新のTD-30なんかを使うとどうなのかは知りません)

というわけで、V-Drumの演奏データを高性能なソフト音源を使って鳴らすというのがベストな方法だと思います。(実際、弊社制作のバンドサウンドの音源はすべてこの方法で制作しています)

ただ、たしかに最近のソフト音源にはV-Drum用のマッピングのプリセットが付属してるんですが、これを使っても特にハイハットのニュアンスなんかはなかなか再現してくれないんですよね。シンバルのチョークにも対応してないものがほとんどかな、たぶん。これまで色々なソフト音源を試してきて、ここまで唯一、V-Drumで演奏したデータをそのまま鳴らして問題なかったのは、Apple LogicPro X付属のDrumkit Designerぐらいでしょうか。(それでもドラマー的には少々違和感があるそうですが、第三者的立場で聞く分には、ほとんど問題ないと思ってます。)

(このイトカムトビコの音源はV-Drum + Drumkit Designerで作っています。)

でも、しかし、みんながLogicユーザーというわけでもないでしょうし、それぞれお気に入りのソフト音源のライブラリを使いたいことでしょうから(ちなみに私はKONTAKTでOcean Way Drumのライブラリを使うのが好きです)、音源を差し替えてどうしてもニュアンスが変わってしまうときの方法を公開しましょう!
って、なんのことはない、ハイハットやライドの音はV-Drumの音源の音を使ってしまうというだけなんですけどねw
ついでに言うと、キックとスネアの音にもV-Drum音源の音を少し混ぜて使います。

マメな人ならソフト音源の設定をいじって、完璧なマッピングデータを作るんでしょうけど、自分はそういう作業が大嫌いなので絶対にやりませんw

もちろんこれで違った種類の音源からのドラムキットが混じり合ったセットになるので、そのままの状態だと少々違和感のあるドラムサウンドになっちゃうわけですが、あとは空間処理やさまざまなミックステクニックを使って、オケ全体で聞いても違和感のないように仕上げるわけですね。そこの細かい手法についてはここでは書けませんが。。

蓋を開けてみれば、なんのことはない簡単なことなんですが、私はこの方法に辿り着くまでに数年かかりました^^;
宅録環境等でドラムトラックにV-Drumをお使いの皆さんは一度試してみてくださいね。それでもうまくいかないときは、弊社にお任せください。
実際、業務用音源の案件を中心にV-Drumの演奏データ制作のご依頼も最近では多くいただくようになっていますので、ぜひ!

http://www.aqua-cube.jp/service/recording.html

ラフミックスとは言うものの…


ボーカルトラック制作のご依頼をいただいた方には、収録完了後に確認用のラフミックスを作って、それを送信して録音結果の判断をしていただいています。

弊社にご依頼いただいた経験のある方には、ある程度わかってもらっているように思うのですが、このラフミックス、ラフとは言うものの、けっこう本気なんですw
もちろん、あくまで「ラフ」なので細かなオートメーションを書いたりまではしないし(このあたりはボーカルのダイナミクスが大きな曲で必要そうなときはWavesのVocal Riderを使ってます。)、そのために特別なプラグインエフェクトを使ったり、アウトボードを使ったりはしませんが、カラオケ+ボーカルトラックでできる限界近くのことをやってます。

そこまでやる理由は…少しでもいい感じでボーカルが聞こえるように錯覚させて、早くOKをいただこうと…嘘ですw(少し本音かもしれないけどw)本当のところはと言うと、やはり今の時代、ミックスでの音作りを含めてトラックが完成するという部分もあるので、こちらの歌に対してのディレクションの意図をご理解いただくための「トラックの活用例」としてラフを作成しています。そうする方が効果的だと判断した場合には、曲のパーツ、パーツで別トラックに収録して処理を変えたり、オーバーラップを作ったりとかすることも少なくないので、そういう場合にはしっかりミックスを作っておかないといけないですからね。

そんな努力(?)が実ってか、最近では毎回ラフミックスを聴くのを楽しみにしていただいている作家さんも増えてきたようで、これを機にラフ制作を有料化しようかと…じゃなくてw、なかなか嬉しいかぎりです。

というわけで、ご依頼の際にはそのあたりも含めてお楽しみいただけたらと思います!

仮歌・ボーカルトラック制作
http://www.aqua-cube.jp/service/remote.html

アルバム制作も大詰め!今村大祐ボーカル収録。


発案から2年以上に渡るセカンドアルバムもいよいよ完成まで大詰めの段階に来た今村大祐、今日はアルバム収録曲のバラード「アナザー溺鳥(じゃくちょう)」のボーカル収録を行いました。

この曲の歌を録るためと9/27のライブイベント「Musik Dankfest」出演のための調整のために、弊社ボーカルスクール、アドバンスドコースの田中アキラ先生のレッスンを何度か受けた今村でしたが、レッスンの効果はテキメン!今まではピアノのオマケ程度のボーカルだった彼の歌が(ま、今村は本来ジャズピアニストなんですがw)完全に「シンガーの声」に豹変していて、ディレクションしていた私のみならず、何より今村本人が一番驚くという収録になりました。

田中アキラ講師には、もちろん講師としての実績と実力に絶対の信頼を置いてアドバンスドコースをお任せしているわけですが、ここまでの結果を目の当たりにして、あらためてアキラ氏の講座の凄さを実感しました。。。レッスンを確実にモノにしている今村も素晴らしいんですが…ヤツを褒めるのはやめておきましょうw

ちなみに仮歌デビュー以来、ご依頼いただく作家さんから高い評価をいただいているNanahoもアキラ氏の教え子。最近から仮歌シンガーとして参加してくれているMahoも、ただいまアキラ先生の元でさらなるシンガーとしてのステップアップのために声を磨いています。

…と、話が逸れてしまったので、話を今村大祐に戻して…w
今日のボーカルレコーディングの結果を得て、ここまで一応録り終えていた他の曲のボーカルも結局ほとんどすべてリテイクすることになりましたw
とても強力なアルバムに仕上がること間違いなしです!アルバムについては音源が完成したら、また詳しく書きますね!

たまには機材の話でも…


「仮歌・ボーカルトラック制作」にご依頼いただく作家さんの多くはDTM、宅録環境で制作されていると思うのですが、そういう方はどんな機材を使って弊社が制作しているのかに興味ある方も多いんじゃないでしょうか。そんなわけで弊社で歌を収録するときの定番のセッティングを紹介したいと思います。

Blue Bottle

まずはマイクから。AQUA CUBEのサイトに掲載しているイメージ写真や当ブログの収録風景写真にもたびたび登場しているBlueのBottle。クリアで深くて抜けがいい。シンガーの微妙な表現までしっかり拾ってくれる、歌を録るときに自分的にはこの選択以外はあり得ないという感じです。(まぁ、そんなに多くのマイクの音を知ってるわけじゃないですがw)仮歌・ボーカルトラック制作ではもとより、弊社リリースのCD制作でももれなく使ってます。弊社が購入した頃はコンパクトカーが一台買えるぐらいの値段だったのが、今は代理店が変わって半額ぐらいになってるのがちょっと悲しいところですねw

このエントリーのアイキャッチ画像に使ってるレコスタ定番のノイマンU87Aも一応あるんですが、弊社の制作での登場機会はほとんどないですね。

Neve Design 5043

ちょっと写真が見にくいですが…マイクからの音はGrace Design M-201(写真中央の2Uラックサイズのマイクプリアンプ)からNeve Design 5043(写真下段右側)コンプレッサーを通ります。コンプのセッティングは曲により、シンガーにより様々ですが、基本的には録り段階なので、あまり積極的な使い方はせずに過大入力を防ぐためのリミッター的な使い方ですね。

で、最終的には写真の上に写ってるAudio I/O兼AD/DAコンバータ、Apogee Rosetta800からDAWに送られます。
ちなみに収録時は24bit 96KHzで収録しています。これを各作家さんご指定のファイルフォーマットにダウンコンバートして納品しています。

あんまり機材のスペックなんかには興味がないので、深く踏み込んだようなことを書けなかったですが、少しでもご依頼の際のご参考にでもなれば…。